結婚祝いとしてお酒を贈るときの選び方

結婚祝いの品を選ぶとき、選択肢としてお酒を検討する方も多いのではないでしょうか。結婚した二人がお酒好きのカップルだったら間違いなく喜んでもらえるプレゼントですし、実際に贈る方も多く見受けられます。では、結婚祝いとして贈るお酒は、どのようなものがふさわしいのでしょうか。今回は、結婚祝いとしてお酒を贈る際の選び方についてご紹介します。

結婚祝いにお酒を贈ってもいいの？

そもそも、結婚祝いにお酒を贈ってもよいのでしょうか。結論からいうと、結婚祝いにお酒を贈ることには、なんの問題もありません。

そもそも、酒樽のふたを木づちでぽんとたたいて割り、中のお酒を参列者で分け合って飲む「鏡開き」は、日本の伝統的な神事の一つです。結婚披露宴でも、グラスにシャンパンが注がれ、最初に全員で乾杯をします。みんなでお酒を飲むことには「福を分け合う」という願いが込められており、おめでたい席にお酒は欠かせないものです。また、お酒は「運を開く」という意味を持った縁起物なので、祝い事のプレゼントにはぴったりなのです。

新郎・新婦がお酒好きであれば、喜んでもらえること間違いなしの品だと言えるでしょう。

結婚祝いにお酒を贈るときの選び方

では、結婚祝いにお酒を贈ろうと決めた場合、どのような観点で選べばよいのでしょうか。ポイントをお伝えします。

リーズナブルすぎるお酒はできれば避ける

気軽なプレゼントならリーズナブルなお酒もありですが、結婚祝いの場合は避けたいところです。ただし、高価すぎるお酒は相手に気を遣わせてしまうことがあるため、あまりおすすめできません。一般的な結婚祝いの相場は、5,000円～１万５千円程度。相手との関係性によっては、２万円程度のものを選んでも差し支えありませんが、いずれにしても、相場の範囲で選ぶようにしましょう。

普段自分ではなかなか買えないものを選ぶ

日常的に飲むお酒は、近所のスーパーや酒屋さんで買うケースがほとんどです。ですから、結婚祝いとして贈る場合は、スーパーなどでは手に入らないもの、少し高級なもの、珍しいものなどを選んでみましょう。

ただ、相手の好みもあるので、その点は配慮が必要です。例えば、ビールしか飲まない方だったり、お酒全般が好きだけど日本酒だけは苦手な方だったり……。相手の好きなお酒の種類の中で、普段の生活ではなかなか買わないもの、特別感のあるものという観点で選んでみましょう。

新婦が妊娠中の場合には贈るのを避ける

妊娠中の飲酒は、母体にとっても胎児にとっても、よくありません。新婦が妊娠中であることが分かっている場合は、お酒の贈り物は控えたほうが良いでしょう。このようなときにお酒を贈ってしまうと、マナー違反となり、不快感を与えてしまう可能性があります。

それでも「やっぱりお酒を贈りたいな」と思うのであれば、ノンアルコールのものがおすすめ。妊娠中の身体を気遣っているということが分かるものを選びましょう。

結婚祝いにはどんなお酒を贈ればいい？

それでは、結婚祝いにおすすめのお酒をご紹介します。

スパークリングワイン

シュワッとはじけるスパークリングワインは、飲みやすくて多くの方に好まれますし、ちょっとしたパーティーにもぴったり。結婚後、お祝いの来客を迎えるときのも重宝しそうです。

シャンパン

シャンパンはスパークリングワインの一種ですが、フランスのシャンパーニュ地方で作られていること、フランスのワインの法律に定められた内容を満たしていることなど、一定の条件をクリアしたものにしかつけられない名称です。

そういった意味では、スパークリングワインより特別感と高級感があるといえますし、結婚披露宴もスタートはシャンパンでの乾杯からというケースが多く、結婚祝いにふさわしいお酒と言えるでしょう。

ウイスキー

長く少しずつ楽しんでもらいたいなら、ウイスキーはいかがでしょうか。紅茶と合わせたり、お菓子作りに活用したりすることもできますが、種類によって味がかなり異なるので、可能ならさりげなく好みの味のサーチをしておくと良いかもしれません。好みが分からない場合は、ミニボトルの飲み比べセットもおすすめです。