同窓会の幹事やスタッフとして当日の進行を考えるとき、悩むのが「余興をするか否か」です。出席者の中には、久しぶりに会うという方も多いので、懐かしさで話が盛り上がり余興はなくても問題がないという場合も多いでしょう。
ただ、さらに盛り上げるため、みんなで一体感を持つために、余興を行うことは一定の効果があるはずです。
ネタ選びには十分気をつけて、みんなが楽しめる余興を考えていきましょう。
同窓会では余興をやるべき?
結婚式の二次会など知らない者同士が集まる場では、余興は参加者が打ち解けるきっかけとなるため必要不可欠なものとなります。
しかし、同窓会は、結婚式の二次会などとはちょっと性質が異なる場。基本的に学生時代を共にした、顔見知りの者同士が集まりますから、余興をしなければ盛り上がらないということはまずありません。
久しぶりに会う先生や友人などと話すことを楽しみに集まる方も多くいますから、時間がかかる余興や大がかりな余興はかえって迷惑なことも……。
とは言え、最初から最後まで歓談というのもメリハリがありません。せっかく集まったのですから、多少は余興を取り入れて全員で楽しむ時間にしてみてはどうでしょうか。
同窓会で避けたほうが良い余興
同窓会でありがちな余興の一つが、内輪ネタ。一部の方にしか通じないような余興は、和やかなムードに水をさすので避けたほうが良いでしょう。
さらに、品がない余興も、ふさわしくありません。万人受けするものではありませんし、なかには不快な思いをする方もいるので、控えるようにしてください。
もうひとつ気をつけたいのが、全員を強制参加させるようなネタ。参加者の中には、じっくりと話がしたいという方もいるので、余興は、参加したい方はする、したくない方はしなくてもOKというスタンスで行うようにしましょう。
おすすめの同窓会の余興
同窓会の余興は、その当時の思い出がよみがえるようなネタにすることがおすすめです。ここで、いくつか盛り上がるネタを紹介しましょう。
スライド上映
参加者に学生時代の写真を借りたり、卒業アルバムの写真を利用したりしてスライドを作成し上映します。スライド作りに多少の手間はかかるものの、昔懐かしい写真を見るわくわく感を全員で共有して盛り上がることは間違いないでしょう。
幼い頃の写真当てゲーム
参加者から子どもの頃の写真を借りてスライドにし、誰の写真かを当てるゲームです。同じ時間を共に過ごした同窓生だからこそのゲームとも言えます。
集合写真撮影
参加者全員の記念として、ぜひ撮っておきたい集合写真。タイミングとしては、お開きになる前あたりの時間帯がおすすめです。あらかじめ場所を決めておいて参加者を誘導するようにしてください。カメラマンも会場のスタッフなどにあらかじめ声をかけておいてスタンバイしてもらいましょう。
先生から生徒へひと言
いくつになっても、先生と生徒は深い絆で結ばれています。ぜひ、先生から生徒へのひと言を頂いてみてはどうでしょうか。昔懐かしい空気がよみがえること間違いなしです。
もしも同窓会を取り仕切る立場になったなら、上記で紹介したネタを参考に余興を企画してみてください。スライドなどは事前の準備が必要になりますが、懐かしい話に花が咲き、きっと笑顔の輪が広がるはずです。