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開業の記念に開業祝いを贈ろう! どんなものを贈ればいい?

知人が事務所を開くとき、よく行くお店のスタッフが独立するときなど、お祝いの気持ちを込めて開業祝いを贈りたいですよね。では、開業祝いにはどんなものを選べば良いのでしょうか。開業祝いを贈る際のマナーとタブー、そして喜ばれる人気アイテムを知っておきましょう。

開業祝いを贈るタイミング

開業前は多忙を極めていますので、お祝いを贈るときは先方の状況を考えて、迷惑にならないタイミングで贈り物を届けることが大事です。相手の状況がよく分からない場合は、お祝いを贈らせていただきたい旨を伝えて、指定された日時にお届けすると良いでしょう。指定がない場合は、次のようなタイミングで贈るのが一般的です。

生花(スタンド花、アレンジメント)

花がしおれるのは縁起が悪いので、生花や鉢植えの花は開業当日の朝に届くようにします。先方がオープンより前に届けてほしいと言ってきた場合は、開業当日しおれることのないよう業者に伝え、花の選び方などに注意してもらうと良いでしょう。

祝い酒、祝い樽など

生花と同様祝い酒は、オープン当日のにぎわいを演出するアイテムです。開業日の7日前~前日に届くようにします。ただし、場所を取るものですので、あまり早く贈ってしまうと迷惑になってしまうことも。贈る前に先方に確認すると安心です。

観葉植物、オフィス用品などなど

オフィスや店内に飾る観葉植物は、オープンしたときに所定の場所へ配置できるように、開業前に届けるようにします。できれば吉日(大安や友引)を選んで贈ります。

ご祝儀、カタログギフトなど

基本的にはほかの贈り物と同じで、開業日の7日前~前日に贈ると良いでしょう。オープニングパーティーがある場合は、当日受付にお渡ししても問題ありません。

もし、開業祝いを開業日までに届けることができなかった場合は、開業後1~2週間以内に「当日お忙しそうでしたので…」と言ってお渡しすると良いでしょう。

開業祝いとして避けたほうが良い贈り物

お祝いとしての贈り物ですから、縁起が悪いとされるものを間違えて贈ってしまわないよう注意が必要です。一般的に以下のような品を開業祝いに贈るのはタブーとされています。

「火」を連想させるもの(赤字や火の車を思わせる)

ライター、キャンドル、灰皿、ストーブなど。真っ赤な薔薇も避けたほうが無難です。

足蹴にするもの、踏みつけるもの

玄関マットなどマット類、スリッパ、サンダルなど。

宗教的なもの

お守りやお札、パワーストーンなど。

お祝いには不吉とされるもの

櫛(苦、死に通じる)、お茶(仏事の贈答の定番)、ハンカチ(手巾から「手切れ」のイメージがある)など。

開業祝いとしておすすめの贈り物

開業祝い選びのポイントは、「お祝いの気持ちを伝えるもの」「開業の記念になるもの」「便利に使えるもの」のいずれかを押さえることです。

胡蝶蘭や観葉植物

幸せが飛んでくる」という花言葉の胡蝶蘭は、お祝い花の代表格。胡蝶蘭が並ぶ光景は、開業に華やぎを添えます。鉢植えには「事業がしっかり根付く」という意味合いもあります。オフィスや店舗の雰囲気作りに欠かせない観葉植物も人気の贈り物。サイズや植物の種類など、先方の好みを聞いて贈るのがおすすめです。手入れが不要なアートグリーン(人工観葉植物)も喜ばれます。鉢植えにはお祝いのメッセージボードを立てて贈ります。

現金や商品券

一般に目上の方へ現金(ご祝儀)を贈るのは失礼とされていますが、開業時は何かと出費がかさむので品物より現金が嬉しいという方も少なくありません。ご祝儀にするかどうかは、先方との関係性によって判断すると良いでしょう。

ご祝儀を包むお札は、折り目のついた古いものはタブーとされていますので、必ず新札を用意します。花結び(蝶結び)ののし袋を使い、表書きは「祝御開業」「御開業御祝」「祝御開店」などを用います。

食器や小型家電

欲しいものを聞ける相手であれば、オフィスや店舗で必要な物を贈りましょう。来客用食器、空気清浄機、コイントレー、コーヒーメーカーなど、実用的なものが人気があるようです。

カタログギフト

カタログギフトは種類が多くあるので、先方の嗜好に合うものや開業後に役立ちそうアイテムが載っているカタログを選びます。「おめでとうございます。オフィスで使う品を贈らせてください」など、お祝いメッセージを添えて贈ると気持ちが伝わるでしょう。

開業は、相手にとって大事な門出です。上記を参考に、相手に喜んでもらえる心のこもった開業祝いを贈りましょう。


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