市販品にはない素朴な温かみが魅力の手作りギフト。かわいい孫が一生懸命作ってくれたとなれば、きっと喜びもひとしおでしょう。そこで、幼いお子さんでも失敗なく手作りできて、なおかつ喜んでもらえるギフトを選んでみました。
孫から贈る手作りギフト5選
材料を調達しやすく、作るのも簡単な5つのアイテムをご紹介します。小さなお子さんの場合、火や刃物を使うところはお父さん・お母さんが手伝ってあげてくださいね。
家族の写真が入った手作りフォトフレーム
孫と離れて住んでいるおじいちゃん・おばあちゃんにとって、家族みんなで写した写真は何よりの宝物。そこでご紹介するのが、家にある材料で簡単に作れるフォトフレームです。作り方は、まずダンボールをフレーム型に切り抜き、きれいな布の端切れで全体をカバー。そしてフレームの表面に、リボンやビーズやボタンなどの飾りをのり付けすれば完成です。ダンボールの切り抜きが難しいお子さんには、表面の飾りつけを任せましょう。
フレームにセットする写真は、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒に写っているものをセレクト。これぞという1枚がない場合は、敬老の日に訪問して写真を撮るのも良いですね。
手作り肩たたき券
画用紙やノートで作る肩たたき券は、おじいちゃん・おばあちゃんに贈る手作りギフトの定番です。最近ではパソコン上で作成してプリントアウトすることも手軽にできますので、お子さんと一緒にあれこれデザインを考えながら作ってみるのもおもしろそう。お手伝いが得意なお子さんならば、「食器洗い券」「お風呂洗い券」「洗濯ものたたみ券」などアイデア次第でいろいろな券が作れそうですね。
似顔絵
孫が描いたおじいちゃん・おばあちゃんの似顔絵も定番ギフトの一つ。クレヨンや色鉛筆、絵の具など、好きな絵具を使ってのびのびと描いたものであれば、絵が苦手でも大丈夫。愛する孫が自分を思って一生懸命描いてくれたことが何より嬉しいものです。
孫の写真入りキーホルダー
100円ショップなどで買えるキーホルダー作成キットを使えば、誰でも簡単に「写真入りキーホルダー」を作ることができます。作り方は、お気に入りの写真を切り抜き、透明の本体に入れるだけ。スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真のデータをパソコンに取り込み、写真の大きさを調整してからプリントアウトすると、さらに完成度がアップします。
手作りのお菓子
お菓子作りと聞くとハードルが高そうに思えますが、小さなお子さんでもお手伝いのできる「簡単お菓子」は意外とたくさんあるのです。おすすめは、市販のホットケーキミックスを使ったパンケーキやパウンドケーキ、クッキーなど。ホットケーキミックスには、小麦粉や砂糖などお菓子作りに必要な材料があらかじめ入っているので、面倒な計量の手順を省くことができます。
和菓子派のおじいちゃん・おばあちゃんには、粉寒天とこしあんを使った水ようかんはいかがでしょう。鍋に粉寒天と水を入れて煮溶かし、さらにこしあんをまぜてから沸騰させ、粗熱を取った後に冷蔵庫で冷やすだけ。滑らかでひんやりとした食感は、まだ暑さの残る9月半ばの気候にぴったりです。
手作りギフトを贈るときのポイント
手作りギフトは何をもらっても嬉しいものですが、より喜んでもらうために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
メッセージカードを付ける
手作りギフトには、孫からのメッセージカードを添えて贈りましょう。お祝いや日頃の感謝の言葉のほかにも、ギフトを作るときにどこが難しかったか、どんな工夫をしたのかなども書いておくと「がんばって作ってくれたんだね」と感動も大きくなりそうです。
食べ物なら固いものは作らない
祖父母世代ともなると、どうしても歯や歯茎に衰えが出てくるもの。特に入れ歯の方にとって固いクッキーなどはなるべく避けたいお菓子です。不安なく食べられるように、歯に優しいものを作りましょう。
年寄り扱いしすぎているものは避ける
国連では60歳以上、国連の世界保健機関 (WHO) では65歳以上の人を高齢者としています。しかし、当の60代は半数以上が「自分達は高齢者ではない」と思っているとの調査結果も……。実際、街には年齢を感じさせない若々しいおじいちゃん・おばあちゃんもたくさんいますよね。そんな方々に、拡大ルーペやステッキなどお年寄りをイメージさせるグッズを贈ると、「年寄り扱いされている」と思って傷ついてしまうかもしれないので、避けましょう。
手作りは時間も手間もかかりますが、その分、よりたくさんの思いを相手に届けることができます。上記を参考にして、今年の敬老の日は手作りギフトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?