大切な方の健康と長寿を祝う敬老の日。どのように感謝を伝えたら良いか、祝う側も贈り物選びには頭を悩ませてしまうのではないでしょうか?
「毎年似たようなものばかり贈ってしまう」「喜んでくれているかどうか不安……」そんな人のために、喜ばれる贈り物の選び方をお教えします。
「敬老の日」に喜ばれる贈り物を選ぶポイント
相手が心から喜んでくれる贈り物を選ぶには、どんな点に気をつけたら良いのでしょうか。ここでは、選ぶ際に実行したい3つのポイントをご紹介しましょう。
趣味嗜好にあったものを選ぶ
どんなに高価な花や衣服、お菓子などを贈っても、それが相手の好みでなければ残念な贈り物になってしまいます。どんなものが好きなのか? 苦手なものはないか?
普段の会話や行動からリサーチしたり、共通の知人に尋ねたりして、あらかじめ確認をしておくことが肝心です。どうしても相手の好みが分からない場合は、本人に聞いてしまうのもあり。サプライズを狙うよりも、相手の好きなものを贈って喜んでもらいましょう。
孫からのメッセージを付ける
遠方に住んでいてなかなか会えないお孫さんからの手書きメッセージは何より嬉しいもの。まだ字が書けない場合は、おじいちゃん・おばあちゃんの似顔絵を描いてみるのも良いですね。毎年贈り続ければ、お孫さんの成長を感じられるアイテムになることでしょう。
名前を入れる
相手が普段使っているアイテムに名前を入れて贈ってみませんか?
仕事に使う鞄やペン、お料理好きの方ならエプロンやタオル、そのほか、湯飲みやご飯茶碗、お箸など、何気ない日用品に自分の名前が入ることで、特別感あふれるアイテムに早変わり。名入れサービスを行っている店はインターネットで簡単に検索できますので、興味のある方は調べてみると良いでしょう。
「敬老の日」では避けたほうが良い贈り物
数あるアイテムの中には、敬老の日の贈り物にはふさわしくないものもあります。おめでたい気分に水をさしてしまわないように、以下のものは避けましょう。
賞味期限が短いもの
敬老の日に頂いたグルメギフトやお菓子などは、受け取ってもすぐには食べず、しばらくは飾っておいたり仏壇に備えたりする方も多いのでは……?
「食べようと思ったら期限切れだった」ということにならないように、賞味期限の短いものを贈るのは避けましょう。
緑茶、ハンカチ、腕時計など縁起が悪いもの
例えば、「緑茶」は弔事や香典返しでよく利用されるため、「死」や「別れ」を連想させます。「ハンカチ」は漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、手切れ=縁切りのイメージに繋がり、あまり縁起が良くないとされています。また、白いハンカチは弔事で使う白い布を思わせます。「腕時計」は「もっと勤勉になりなさい」という目上からのメッセージを思わせるので、年上の方や尊敬している方への贈り物にはふさわしくありません。このように、ごく普通の品物でも人に贈ると悪い意味をもってしまうアイテムがあるので注意しましょう。
量が多すぎるもの
歳を重ねると一度になかなか多くの量を食べられないもの。たくさん入った食べ物を、食べきれずに悪くさせてしまうこともあるかもしれません。風味が落ちる前においしく食べてもらえるように、食べ物は「量より質」を重視して贈りましょう。
大切なものは贈り物そのものではなく、お祝いしたいというあなたの気持ち。とは言いつつも、せっかく贈るならば相手の喜ぶ顔を見たいものですよね。上記を参考にして、自分も相手も嬉しい気分になれる贈り物を探してみましょう。