「就職祝い」は、学生の頃の「入学祝い」とはまた異なる意味を持ちます。新しい第一歩を踏み出す新社会人に贈るギフトは何が良いのでしょうか?
相手に喜んでもらえるギフトを購入できるよう、今回は就職祝いにおすすめの定番ギフトを紹介していきましょう。
就職祝いの相場
まず就職祝いのギフトを購入する際に気になるのがその相場ですが、関係性によって異なることを覚えておきましょう。
一般的には、1~1万5千円程度が目安となりますが、祖父母の場合は、数~10万円程度と、かわいい孫に対しては金額が大きくなる傾向があるようです。
叔父・叔母の場合は、一般的には1~1万5千円が相場ですが、なかには3万円くらいのものを贈る方もいます。
これは、近所に住んでいて頻繁に会っている、遠方に住んでいてなかなか会う機会がないなど、その親密度によっても金額に違いが出てくるようです。
友人知人の場合は、先輩なのか後輩なのか、グループでの付き合いなのかなど、関係性によっても変わってきますが、だいたい5,000円~1万円程度が相場になります。
喜んでもらえる就職祝いのポイント
新社会人に喜んでもらえるギフトは、具体的にどのようなものなのでしょうか? 以下のポイントを押さえて選んでみてください。
社会人にとっての必須アイテム
社会人になると名刺入れや通勤鞄、ビジネス手帳やボールペンなどのアイテムが必需品となります。このような物をギフトとして贈る場合には、デザインや色味が落ち着いていて、機能性が高いものを選ぶと喜ばれるでしょう。
知識を蓄えるために必要な物
新社会人になると覚えることや学ばなくてはいけないことが山ほどあります。例えば移動時にデータを検索するために使うiPadや、参考書などが購入できる図書カードなどは重宝されるのでおすすめです。
就職祝いは何が良い? 男性に贈るギフト5選
では、具体的にどんな物が喜ばれるのでしょうか? まずは男性から見ていきましょう。
名刺入れ
社会人のマストアイテムである名刺入れ。入社して初めて自分の名刺をもらうときは感慨深いものです。名刺入れはクライアントと会うときに使用することが多いので、派手なものではなくシンプルで落ち着いた物を選ぶのが良いでしょう。
ネクタイ
ネクタイのセンスはビジネスマンの第一印象を左右すると言っても過言ではありません。新社会人になりたての頃はバリエーションも少ないので、まずは定番のカラーや柄のものをプレゼントすると喜んでもらえるはずです。
ベルト
スーツ用のベルトは、目立たないようでも実は見られているアイテムなので、気を遣いたいところ。大きめのバックルやカラーが入ったものではなく、控えめでスーツに合わせやすいものがおすすめです。
ボールペン
鞄やスーツの内ポケットに携帯しておくボールペン。社会人らしく重厚なブランド物のボールペンを贈ってみてはいかがでしょうか?
カタログギフト
相手の好みが分からず、贈るものに困ってしまった場合はカタログギフトがおすすめ。自身で好きなものを選ぶことができるので喜ばれるでしょう。
就職祝いは何が良い? 女性に贈るギフト5選
続いて、女性に贈るのにおすすめのギフトを見ていきましょう。
鞄
学生の頃とは違って、オフィスカジュアルの鞄が必要になります。書類などを入れる場面も増えるので、A4サイズが入る収納力があるものをおすすめします。
定期入れ
新社会人になったのだから、定期入れも新調したいものです。新しい門出にふさわしく、華やかにパステルカラーの定期入れなどはいかがでしょう?
腕時計
会議や訪問など、社会人になると時間を管理する機会が増えますが、そんなときに役立つのが腕時計。ビジネスシーンに使えるのはもちろんですが、繊細で上品さを兼ね備えている物を選ぶようにしてください。
傘
長く使える傘を就職祝いとして贈るのもおすすめ。ブランド物や、職人さんが手作りした傘など、ワンランク上の傘を贈りましょう。
カタログギフト
女性は自身が身に着けるものにこだわりがある方も多いので、就職祝いにカタログギフトを贈るのもおすすめです。
就職祝いを贈る際のマナー
就職祝いは、「就職先が決まった」と報告を受けたらすぐに贈るようにします。遅くとも出社する1週間前には届くように準備をしましょう。
お祝いの品の熨斗は、紅白の蝶結びの水引を選びます。表書きは「御就職御祝」もしくは「御入社祝」としてください。
お祝いの品だけでなく、メッセージを書いた手紙を添えると、より気持ちが伝わるでしょう。
就職祝いは大人としての第一歩を踏み出した相手に贈るお祝い。上記を参考に、新社会人の一員としてふさわしい物を贈りましょう。