病気などで入院中にお見舞いを頂いたとき、回復後にお返しとして贈るのが快気祝いです。贈り物というのは何でもよいわけではなく、それぞれの場面にふさわしいものがあります。以下に快気祝いにぴったりの贈り物や喜ばれる贈り物について書いていますので、品選びに迷ったら参考にしてください。
快気祝いの金額の相場はどれくらい?
お見舞いとしては現金を頂くことも多いと思いますが、快気祝いでは、原則的には品物でお返しします。ギフトショップ、百貨店、インターネットなどでギフト用の品物を選びましょう。
なお、快気祝いはお祝いと言っても病気回復のお祝いです。病気自体は嬉しくないことですから、あまり高価なものを贈る必要はありません。また、快気祝いはお返しでもありますから、頂いた金額よりも少ない額のものにします。
快気祝いの贈答品の金額の相場は、頂いたお見舞いの1/3~半額くらいと言われています。例えば、5,000円のお見舞いを頂いたときには、2,000円くらいの快気祝いを贈るのが良いでしょう。
快気祝いの定番品にはどんなものがある?
快気祝いでは、「病気が後に残らない」という思いを込めて、後に残らないものを贈るのが一般的となっています。つまり、快気祝いにぴったりなのは、食べたらなくなる食品や使ったらなくなる日常の消耗品です。
食品では、お菓子(クッキー、チョコレートなど)のほか、日本茶、紅茶、コーヒー、砂糖、サラダ油、海苔、佃煮などが良いでしょう。なお、生鮮食品を贈ると、もらった側ですぐに処理できず困ってしまうことがあります。食品を贈る場合には、保存のきくものを選ぶようにしましょう。
消耗品では、溶けてなくなるという意味で石鹸がよく使われます。そのほかに、ボディソープ、入浴剤、洗剤、タオルなどが快気祝いの定番です。
快気祝いの贈り物を何にしたら良いか分からない場合、商品券を考える人もいると思います。商品券を贈るのは合理的ですが、金額が分かってしまうことから、年配の方などはあまり好ましく思わないこともあります。贈る品物で迷ったら、選べるカタログギフトを贈ったほうが良いでしょう。
快気祝いは手渡し? それとも配送?
お見舞いを頂いた方に対しては、元気になった姿を見せるのが一番です。できれば、快気祝いは直接持って行って手渡ししたほうが良いでしょう。
お渡しする方が遠方に住んでいたり、忙しくてなかなか都合が合わなかったりする場合には、宅配便で送ります。この場合には、贈答品にメッセージを添えるようにしましょう。インターネットで注文する場合など、贈答品に手書きのメッセージが入れられないときには、贈答品の発送手続きをした後で、はがきを別に出しておくのがおすすめです。
快気祝いは元気になったことの報告と心配してもらったお礼の気持ちを込めて贈るものです。趣向を凝らした品物を用意する必要はありませんので、快気祝いの定番品の中から選ぶのがおすすめです。快気祝いの定番品の中で、贈る方にできるだけ喜んでもらえる品物が何かを考えてみましょう。