グアムやハワイ、モルディブといった南国リゾートの真っ白な砂浜や青い海、ヨーロッパの歴史ある美しい街並みやチャペルなど、一生に一度のウエディングは最高にロマンチックなロケーションで挙げたい! というカップルは近年増えてきています。海外挙式は本当に親しい方だけを招待して行うため、アットホームで心のこもった時間を楽しむことができるメリットがあります。
しかし、国内とは勝手が違う海外挙式だからこそ、準備にとまどってしまう方も多いはず。今回は、海外挙式を検討されているカップルのために、海外挙式の場合の引出物の贈り方について、そのポイントを詳しく解説していきます。
海外挙式の場合引出物は必要?
海外挙式をする際に気をつけたいのが、日本国内で結婚式を挙げるのとは異なるマナーが存在するということ。特にゲストに対するおもてなしに関しては、国内の挙式とはさまざまな面で勝手が違うため、どうしたら良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。
例えば、海外挙式の際の引出物もそのひとつ。海外挙式の場合、ゲストの旅費を新郎新婦が負担したり、ゲストが旅費を負担する代わりにご祝儀を不要としたりするケースがよくありますが、だからと言って引出物を省略するということはあまりないようです。
なぜなら、海外挙式は国内で結婚式を挙げる場合よりも、ゲストに負担がかかってしまうためです。旅費や現地での宿泊費、ご祝儀などどこまでをゲストの負担にするのかは新郎新婦によっても考え方が異なりますが、海外挙式へ参加するために必要な時間や労力は大きなものだと言えます。
新郎新婦がゲストの旅費を負担し、さらにご祝儀も不要とした場合には引出物を省略するケースもありますが、招待したゲスト一人ひとりが「自分達のためにわざわざ海外までお祝いをしに来てくれた」ということを考えれば、感謝の気持ちを込めて引出物をお渡しすることをおすすめします。
海外挙式の場合の引出物の相場
国内で結婚式をする際の引出物の相場は、3万円のご祝儀を頂いた場合は引出物にかける費用は5,000円~7,000円程度、5万円のご祝儀を頂いた場合は8,000円~1万円程度が理想的だと言えます。
では、海外挙式の場合の引出物はどのくらいの金額が相場なのでしょうか。一般的には、日本国内で挙式をおこなった際の相場と同じくらいと考えて問題ありません。ただ、海外挙式はゲストも海外旅行を楽しむことができますが、金銭的、時間的な負担はとても大きなものですので、相場よりも少し高めの引出物を用意するカップルもいるようです。一方、旅費をゲストに負担してもらってご祝儀を不要とした場合には、引出物を贈らないと言うケースもあります。
海外挙式の場合の引出物の贈り方
海外挙式の引出物は、その贈り方にも気を配る必要があります。国内で行う結婚式では、ここ数年、引出物を郵送するスタイルが増えていますが、海外挙式では特にこの方法がおすすめです。
現地で引出物を渡してしまうと、その荷物を日本へ持ち帰るためにゲストの方々に大変な負担をかけてしまうことになります。たとえカタログギフトなどのかさばらないものであっても、引菓子と合わせればやはり荷物になることに変わりはありません。
そうした負担を考えれば、帰国後に郵送で引出物を贈る方法がベストだと言えます。またその場合、現地ではゲストの方々へ「お荷物にならないように引出物はご自宅へお届けいたします」という案内カードをお渡しするのがスマートでしょう。
海外挙式の場合のおすすめの引出物
せっかく海外挙式をするのなら、引出物にも海外挙式ならではの魅力をプラスしたいところです。では、海外挙式の引出物にはどのようなものを選べば良いのでしょうか。おすすめの引出物アイデアをご紹介します。
現地のお土産
海外挙式先で人気のある定番のお土産はもちろん、現地でしか手に入らないようなこだわりのアイテムを探してみてはいかがでしょうか。この場合は、現地でゲストにお渡しすることになるので、かさばらない小さめのアイテムがおすすめです。
現地のアクティビティチケット
海外挙式では、現地での滞在を楽しんでもらうためのおもてなしを引出物として贈るという方法も人気です。例えばハワイでの挙式なら、人気のホエールウォッチングに参加できるアクティビティチケットなどもおすすめです。
カタログギフト
国内での結婚式でも人気のカタログギフト。海外挙式の場合には、現地の人気商品を扱ったカタログギフトを贈るのがおすすめです。ゲスト一人ひとりの好みを把握できない場合でも、気に入ったものを選んでもらえるため、満足度の高い贈り物だと言えるでしょう。
新郎新婦のお二人にとっても、招待したゲストの方々にとっても、海外挙式は一生の思い出に残る素敵な時間となるはずです。海外挙式を行う場合には、ぜひ上記の内容を参考にして、心のこもった引出物を用意しましょう。