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一緒に贈ってもいい? 結婚内祝いと友人の出産祝いが重なるときの渡し方

結婚ラッシュ」「出産ラッシュ」などとも言われますが、20代から30代にかけては、自分も含めて友人・知人の結婚や出産が続くことがあります。タイミングとしては、自分の結婚内祝いのお返しと友人への出産祝いが重なってしまうこともあるでしょう。そうした場合、同じお祝いということで一緒にしてもよいものなのでしょうか。この記事では、内祝いとお祝いが重なる場合の渡し方について解説します。

結婚内祝いと友人の出産祝いが重なる場合は一緒にしてもいい?

結婚内祝いと出産祝いは、同じ「祝い」という言葉が入ってはいますが、そもそも性質の違うお祝い事です。後ほど詳しく解説しますが、品物は別々に用意しましょう。ただ、同じタイミングで送付したり手渡したりすることに関しては、特に問題ありません。

結婚内祝いを贈るタイミングと渡し方のマナー

結婚内祝いや出産祝いを贈る際には、マナーがあります。それぞれのマナーについて説明しますので、失礼のないように準備をしましょう。

贈るタイミング

結婚内祝いは、結婚の報告も兼ねた身内のお祝いです。先方から配送で結婚のお祝いを頂いた場合は、まずは電話かメールでお礼を伝えるとより丁寧です。結婚内祝いの品物はその後手配し、結婚してから1カ月を目安に贈るようにしましょう。

たまたま出産祝いと重なった場合は同時期に贈ることになるかもしれませんが、「友だちがもうすぐ出産だから、そのときに合わせよう」という調整はしないことが基本です。

なお、結婚内祝いには「結婚をお知らせする」という意味合いもありますから、お祝いを頂いていない方に贈ることもありますし、贈っても差し支えないものです。ただ、人によっては、お祝いを贈っていないのに内祝いを頂くことに抵抗を感じることもあるかもしれません。そのあたりは、相手との関係やお付き合いの度合いによって、フレキシブルに判断するようにしましょう。

渡し方のマナー

結婚内祝いは、直接会ってお渡ししたほうが良いとされています。ただ、相手が遠方に住んでいたり、日程の調整が難しかったりという事情がある場合は、メッセージを添えて配送します。

訪問してお渡しする場合は、事前に電話やメールなどで日時を決めておきましょう。食事の時間帯や遅い時間は避けて、品物は風呂敷に包むか紙袋に入れて持参することがマナーです。玄関先でお渡しするものなのか、部屋に通されてからなのか迷うこともありますが、部屋に通されてから、きちんとご挨拶をして渡すようにしましょう。

ちなみに結婚内祝いの品はのしを掛けて用意し、水引は「結び切り」のものを使います。金額の相場は、お祝いを頂いている場合は1/3~1/2程度。お祝いを頂いていない方に対しては、相手が負担に感じない程度の金額のものを選ぶと良いでしょう。

友人に喜ばれる結婚内祝いを選ぶポイント

結婚内祝いを選ぶポイントとしてまず押さえておきたいのは「もらっても困らないものを選ぶこと」です。どう使うのか分からない、趣味が合わないというようなものだと、せっかくの気持ちがムダになってしまうことも。

誰もがおいしく食べられるもの」「あると重宝するもの」「気軽に使えるもの」などを基準に選ぶ方が多いようです。高級感のあるスイーツ、アロマセットやバスグッズなどは女性に人気の品です。どうしても品物が選べないときは、相手が品物を選ぶことができるカタログギフトがおすすめです。

出産祝いを贈るタイミングと渡し方のマナー

出産祝いにも、贈るタイミングや渡し方のマナーがあります。確認しておきましょう。

贈るタイミング

今は出産後すぐにSNSなどで無事産まれたことを報告する方が多いようです。よほど親しい仲であればお祝いをもって入院中の病院に出向いてもよいのですが、そうでない場合はお見舞いは控え、ひとまず「おめでとう」のメッセージをお返ししましょう。なお、出産祝いを贈る時期は、お七夜と言われる生後7日目から1カ月以内が目安とされています。

渡し方のマナー

訪問する場合は相手の体調に考慮して日程調整をし、長居しないように心がけましょう。メッセージを添えて配送しても構いません。

のしを掛けてもらう場合は、水引を蝶結びにします。ここが、結婚内祝いとは大きく異なるところです。結婚内祝いに使う「結び切り」は、結婚のように一度だけが良いとされるお祝い事に、「蝶結び」は、何度あっても良いお祝い事に使います。贈り物の金額は、3,000円~1万円程度が目安です。

友人に喜ばれる出産祝いを選ぶポイント

気心の知れた友人なら、出産祝いに何が欲しいか直接尋ねてみても良いでしょう。そうでない場合は、赤ちゃんの肌着や服、おもちゃなど、いくつあっても困らないものがおすすめです。ポイントは、生後6カ月、1歳など、少し先の月齢で使えるものを選ぶこと。質の良い素材のバスタオルなどは、赤ちゃんを含め家族みんなで使えるアイテムのひとつですし、カタログギフトで好きな品を選んでもらっても良いですね。

結婚内祝いと出産祝いには、それぞれのマナーがあります。両方が重なってしまった場合でも、品物は別々に用意してお贈りするようにしましょう。そして、お互いに気持ちの良いお付き合いが続けられたら良いですね。