友人や会社の同僚、お世話になった人に赤ちゃんが生まれたら、すぐにでも贈ってあげたい出産祝い。ところが、二人目の出産となると何を選んだら良いか悩みがちです。上の子の出産ですでに育児グッズは揃えているでしょうし、洋服もお下がりを着せているかもしれません。生まれた赤ちゃんが、男の子か女の子かによっても選び方が変わってきます。
ここでは、二人目の赤ちゃんが生まれた場合の出産祝いについて、男女別に選び方のポイントを紹介します。
二人目の出産祝いで気をつけること
一人目のときと違い、二人目の出産祝いを贈るときに配慮しなければならないことは、どのようなことなのでしょうか。
上の子と同じ価格帯にする
出産祝いは、自分の親戚であれば1~4万円、親しい友人あるいは会社の同僚には5,000円~1万円が相場と言われていますが、もし、上の子を出産する際にもお祝いを贈っている場合は、同じ価格帯のものを贈るようにするのが原則です。双子の赤ちゃんが生まれた場合などをのぞき、上の子と明らかに差がつかないよう注意しましょう。
大忙しのパパ、ママに配慮を忘れず
二人の子どもの育児に大忙しのパパとママの気持ちに配慮したものであることが大切です。洗濯やアイロンがけに手間がかかる洋服など、使う側の負担になるようなものは避けたほうが無難でしょう。例えば、何枚あっても買い足りない下着やスタイ、ガーゼのハンカチなどは、なかなか自由に買い物に出られないパパとママに喜ばれます。
本来であればじっくり時間をかけて選んであげたい絵本や、自分のケアにまで手が回らないママの心と体を癒すリラックスグッズ、ちょっと寂しい思いをしているかもしれない上の子へ、「お姉さん(お兄さん)になったお祝い」としてプレゼントを準備しておくのも良いかもしれません。
二人目が男の子の場合の定番のプレゼント
上の子が女の子の場合、ベビー用品もかわいい女の子らしいものが揃うので、男の子らしい色やデザインを選べばアイテムが重なっても喜ばれます。おむつバケツや哺乳瓶消毒グッズなど、男女問わないで使えるものは同じものを持っていた場合かさばるので、避けましょう。
上も男の子で兄弟になるという場合、男の子二人の育児はママが大変なので、ベビー用品以外に育児を楽にする便利グッズやママのケアグッズも良いでしょう。二人目でも上と同じに揃えてあげたい名入れしたグッズは定番のプレゼント。新品のほうが気持ちいいスタイやアフガン(おくるみ)も定番です。二人目はお下がりの服が多いので、ベビー服や靴もプレゼントとして喜ばれます。
- 名入れ食器やアルバム
- スタイやアフガン(おくるみ)
- ベビー服(上の子とペアも良い)や靴
- 授乳クッション
- ママ用ケアグッズ
二人目が女の子の場合の定番のプレゼント
女の子の場合は、ベビー服も凝った造りのかわいいものがたくさんあります。赤ちゃんの頃は特にかわいく写真に収めておきたい時期ですから、かわいいベビー服や女の子っぽい帽子、ファーストシューズなどを贈ってみてはいかがでしょうか。二人目ならではの楽しみは、兄妹・姉妹でペアルックができることです。上の子とお揃いの洋服や小物をセットで贈るのも喜ばれます。ペアでなくとも、「お花とミツバチ」のようにストーリー性のあるセットもキュートです。
- ベビー服
- お出かけ用ドレス
- 兄妹・姉妹ペアの洋服や小物(リュック、バッグ、帽子など)
- 兄妹・姉妹ペアのハロウィーンコスチューム(魔女とかぼちゃなど)
必要なものや好みが聞けない場合には?
どんなに心を込めて選んでも、相手がすでに持っているものや、まったく使う予定がないようなものを贈っても喜んではもらえません。そのような事態を避けるには、前もって相手が必要としているものを聞いておくのがベストです。「役立つものを贈りたいから」と言って、教えてもらえば失礼になりません。洋服などの身に着けるものについては、色やデザインの好みも忘れずに確認しておきましょう。
とはいえ相手が欲しがっているものや、相手の好みを上手く聞き出せないこともあるでしょう。切迫早産で安静を強いられている場合や、産後の回復が思わしくない場合なども、無理な連絡はできません。そのような場合は、高級ブランドのタオルなどの消耗品が無難ですが、相手が自由に商品を選ぶことができるカタログギフトはハズレを贈る心配がないのでおすすめです。
二人目の出産祝いになると周囲は「もうベテランだから」と、ママやパパへのエールを忘れがちになりますが、二人の子どもの育児に追われ、体力的にも精神的にも大変な日々を送るママとパパだからこそ、パパママに配慮したプレゼントも嬉しいでしょう。