香典返しにカタログギフトは失礼？ 失礼ではない理由やメリットを解説

香典返しをどうするか決める際「カタログギフトだと失礼？」と疑問に思う方も中にはいるかもしれませんが、現在では香典返しにカタログギフトを贈ることは失礼にあたらないとされています。

今回は、香典返しにカタログギフトを贈ることが失礼にあたらない理由やメリット、喜ばれるカタログギフトの選び方のポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

香典返しにカタログギフトを贈っても失礼ではない理由

香典返しとは、法要を無事に終えた報告や、頂いた香典への感謝の気持ちを込めて贈る品物です。香典返しの品物としてカタログギフトを贈ることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、基本的にカタログギフトはマナー違反にはあたらないとされています。

ここでは香典返しにカタログギフトを贈ることが失礼にあたらない理由について解説します。

カタログギフトも「消え物」に該当する

香典返しでは「不幸を残さない」という考えから、基本的にはお茶やコーヒーなどの飲料、海苔やお菓子などの食品、洗剤やタオルなどの日用品などの「消え物」を贈るのがマナーとされています。カタログギフトにはそういった消え物以外の商品も載っていますが、カタログギフト自体が消え物に該当するという考えもあり、現在では香典返しにカタログギフトを贈ることは失礼にはあたらないとされています。

なかには「香典返しをカタログギフトにするのは、気持ちがこもっていないと感じられるのではないか」という不安もあるかもしれません。しかし、カタログギフト以外の品物を選んだとしても、相手にとっては「好みのものではなかった」と思われてしまうこともあります。

その点、カタログギフトは相手に自由に品物を選んでもらえることから、相手の好みに合ったものを贈れます。相手の欲しいものが手元に届くような贈り物なら、感謝の気持ちを十分伝えられるでしょう。

香典返し向けカタログギフトが豊富に登場している

ひと口にカタログギフトといっても、引出物向けや出産祝い向けなど、さまざまな種類があります。現在では香典返し用のカタログギフトも種類が豊富に登場しており、香典返しの品物として定番となりつつあると言えるでしょう。

キッチン用品やブランド小物、ファッション雑貨など一般的なカタログギフトのラインナップはもちろん、食品や飲料など定番の「消え物」も掲載されている場合が多いため、世代を問わず喜んでもらえるでしょう。

香典返し向けの表紙デザインがある

カタログギフトは、中身のラインナップはもちろん、表紙デザインも香典返し向けに作られたものが豊富にあります。お祝い向けのカタログギフトは華やかな表紙デザインが多いため、いくら中身のラインナップが良くても香典返しとしてはふさわしくありません。

香典返し向けの表紙デザインは、上品で落ち着いたものが多いです。きちんと香典返し向けの表紙デザインのカタログギフトを選べば、相手に失礼にならず安心です。

香典返しにカタログギフトを選ぶメリット

カタログギフトは香典返しの品物として失礼にあたらないのはもちろん、むしろ現在では香典返しに向いているとされ、定番となりつつあります。ここではカタログギフトが香典返しに向いている理由や選ぶメリットについて解説します。

相手が好きな品物を選べる

カタログギフトは、相手が自分の好みに合ったものを選べる点が大きなメリットです。香典返しの品物は「消え物」を贈るのがマナーですが、「普段コーヒーを飲まないのにコーヒーギフトをもらって困った」「タオルの柄が好みではなく使いづらい」など、相手の好みに合わないものを贈ってしまうこともあるでしょう。

一方でカタログギフトはカタログの中から相手が好きなものを選べるので、相手の好みに合わないものや不要なものを贈ってしまうという失敗は避けられます。香典返し向けのカタログギフトも一般的なラインナップと同様、雑貨や食品などの定番の品物はもちろん、温泉やエステのチケットなど豊富な種類から好きなものを選べます。

予算に合わせて選びやすい

カタログギフトは豊富な価格帯から選べるので、予算に合わせて選びやすいのもメリットのひとつです。香典返しの相場は「頂いた香典の１/３～半分の額程度」とされているので、相手によって香典返しを贈り分ける必要があります。予算に合った香典返しの品物を選ぶのは、相手の好みも考慮しなければならないことも含めて負担に感じる方も多いでしょう。

その点カタログギフトは予算が決まっていれば金額に応じたカタログギフトを選べば良いので、贈る側の負担を軽減できます。3,000円程度のリーズナブルなものから高額な香典へのお返しにも対応可能な５万円程度のものまで幅広い価格帯で用意されていることが多いので、予算に合うものを選びやすいのが大きな特長と言えます。

マナー違反を気にせずに贈れる

香典返しの品物としてふさわしくないとされているものでも、相手がカタログギフトの中から選ぶ分には問題ないとされています。例えば香典返しではタブーとされている肉や魚などの生もの、慶事で贈られることの多い鰹節や昆布、嗜好品である酒などは、直接香典返しの品物として贈るのはマナー違反とされています。

しかし、基本的にタブーとされた品物でも、カタログギフトに掲載されたものを相手が選ぶことはマナー違反とはなりません。食べ物やお酒のカタログギフトは好みが分からない相手への香典返しにも贈りやすく、受け取る側からも喜ばれやすいでしょう。

香典返しで喜ばれるカタログギフト選びのポイント

せっかくカタログギフトを贈るなら、相手に喜ばれるものを選びたいですよね。ここでは特に喜ばれる香典返し向けカタログギフトについて、選び方のポイントを解説していきます。

仏事にふさわしいデザインを選ぶ

香典返しは法事を終えた報告や頂いた香典への感謝を伝える意味合いがあるため、上品で落ち着いたデザインのものを選ぶことが大切です。お祝い向けのカタログギフトはカラフルでポップなデザインや華やかなデザインのものが多いので、仏事にはふさわしくありません。香典返しの場合は落ち着いた色味やシックなデザインで、高級感のあるものを選ぶようにしましょう。

落ち着いたデザインのカタログギフトでも、内容はしっかりと充実したものが多くあります。仏事にふさわしいデザインのカタログギフトを選び、贈る相手に失礼のないようにしましょう。

相手の年齢や好みに合わせて選ぶ

カタログギフトにはさまざまなジャンルの商品が掲載された総合型のものもあれば、特定のジャンルに特化したものもあるので、贈る相手に合わせて選ぶことでより喜んでもらえるでしょう。

例えばグルメに特化したカタログギフトの中にも、和牛や地鶏など肉に特化したもの、ブランドスイーツに特化したものなどさまざまな種類があります。また、人気のファッションブランドのアイテムやスタイリッシュな雑貨などがおしゃれに掲載された雑誌風のカタログギフトなどもあります。

予算に合うものはもちろん、贈る相手の年齢や好みに合わせたジャンルのカタログギフトを選ぶことで、相手が「欲しいものがない」と残念に思うリスクを回避できるでしょう。

香典返し向きの「掛け紙」サービスがあるものを選ぶ

香典返しを贈る際には、掛け紙を付けるのがマナーです。掛け紙とは贈り物に掛ける紙のことをいいます。慶事の際には右上にのしが付いた「のし紙」を、香典返しの際にはのしが付いていない弔事用の掛け紙を使用します。

弔事用の掛け紙は、黒白や黄白の水引が使われるのが一般的です。弔事は一度きりであってほしい出来事なので、ほどけにくい「固結び」やほどけない「あわじ結び」の水引が用いられます。また、水引の上部の表書きには「志」、下部には贈り主の名前を記入します。

自分自身で掛け紙を付けるのは大変ですし、掛け紙を付けずに贈ってしまうのはマナー違反になります。贈る側の負担を軽減するため、そして相手に失礼のないよう、香典返し向きの掛け紙を掛けた状態で届けてくれるサービスのあるカタログギフトを選ぶようにしましょう。

挨拶やお礼の気持ちを添える

香典返しとしてカタログギフトを贈る際には、挨拶やお礼の気持ちを添えることが大切です。直接渡す場合は問題ありませんが、郵送の場合はただカタログギフトだけを送付してしまうと冷たい印象を与えてしまう恐れがあり、失礼になってしまいます。

郵送の際には贈る側の思いが伝わるように、挨拶状やお礼状を必ず添えるようにしましょう。マイプレシャスのカタログギフトは、商品にお礼状をセットにして贈ることが可能です。文面は定型文から選べるほか、自由な文章で作成することもできます。

年配の方やカタログギフトに慣れていない人に配慮する

年配の方やカタログギフトに慣れていない人に対しては、注文方法が理解できるようにフォローすることが大切です。カタログギフトははがきやインターネットでの申し込みが一般的ですが、申し込み方法がインターネットのみの場合は特に注意が必要です。

インターネットの利用に慣れていない年配の方などに贈る際には、申し込みのフォローができる家族が近くにいるかを確認しましょう。万が一インターネットの利用が難しい場合には、はがきでの申し込みが可能なカタログギフトを贈ったほうが良いでしょう。

また、引き換えの有効期限があることもきちんと伝えておくことも大切です。有効期限を過ぎると商品と交換できなくなってしまうため、不慣れな方に対してはその旨を伝えてフォローしましょう。

香典返し向けのカタログギフトならマイプレシャス

香典返し向けのカタログギフトを選ぶなら、マイプレシャスのカタログギフトがおすすめです。グルメや体験、ファッション、インテリアなど豊富なラインナップの商品を最大1,059点取り揃えたカタログギフト「感謝のかたち」は、価格帯に合わせたコースが選べます。

香典返しの定番となりつつあるカタログギフトは、相手に好きなものを選んでもらえることからも失礼にはあたらず、贈る側にとっても予算に合わせて贈りやすいというメリットもあります。

相手に合ったカタログギフトをお礼状とともに贈ることで、感謝の気持を十分に伝えることができます。マイプレシャスのカタログギフトは豊富な種類の中から選べるのはもちろん、お礼状もセットで贈ることが可能です。香典返しを選ぶ際には、ぜひマイプレシャスのカタログギフトをご活用ください。