家族、親しい友人、大切な方への誕生日祝いに何を贈ろうか迷ったとき、花束はいかがでしょうか。お祝い事に花束はぴったり。受け取った誰もが喜んでくれることはもちろん、場を明るく華やいだ雰囲気にしてくれます。今回は、誕生日祝いにふさわしい花の選び方、気をつけたいことについてお伝えします。
誕生日祝いに贈る花束の選び方
花屋さんに出向くと、色とりどり、さまざまな種類の花が並んでいて、どの花をどのように組み合わせれば良いのか、本当に迷ってしまいます。花の値段は種類によって異なるので、費用の計算も複雑に……。
もちろん花束として作られたものも売っていますし、店員さんに相談することもできますが、次に挙げるように、あらかじめ選ぶポイントを決めておくと、店員さんとのやり取りもスムーズです。
誕生花から選ぶ
誕生月、あるいは誕生日ごとに決められた誕生花から選ぶという方法はいかがでしょうか。ここでは誕生月の花をまとめてご紹介しますので、参考にしてください。
- 1月の誕生花は、シンビジウム。ランの仲間で、とても品のある花です。カラーバリエーションも豊富なので、何色か取り混ぜて花束にしてもすてきです。
- 2月はフリージアで、とても良い香りがします。その香りの良さは「天然の香水」とも呼ばれるほど。花と一緒に香りを届けるというのもよいのでは?
- 3月の誕生花は、春の花としてもおなじみのチューリップです。色や形もバラエティ豊かですし、誰もが知っているお花なので喜んでもらえること間違いなしです。
- 4月は、優しい雰囲気のカスミソウです。万人に好まれる花で、清潔感のあるボリュームのある花束に仕上がります。
- 5月は、母の日の花でもあるカーネーション。花束の定番でもあり、ほかの花と組み合わせやすいこともポイントです。
- 6月は、バラ。花束の女王とも言われるほどの存在感があるので、見映えがします。また、1本でもプレゼントとして成り立ってしまうところがバラの魅力です。
- 7月は、ボリュームのあるユリ。日本では古くから親しまれてきた花で、ゴージャスな花束に仕上がります。
- 8月は、夏の花の代表ヒマワリです。鮮やかな黄色のビタミンカラーは、元気の象徴とも言われています。
- 9月は、控え目な印象のリンドウ。控え目でありながら人の目を引く落ち着いた色合いが持ち味で、優しい仕上がりになります。
- 10月の誕生花は、ガーベラです。形、カラーバリエーションも豊富で、さまざまにアレンジすることができますし、華やかさもあります。
- 11月の誕生花は、キク。弔事のイメージがありますが、コロンとしたピンポンマムなど、色と形を選ぶとお祝い向きになります。
- 12月は、洋ランの女王と言われるカトレア。優雅さと華やかさを兼ね備えているのでお祝いにはぴったりです。
花言葉から選ぶ
花の持つ花言葉を元に選ぶと、花束にメッセージ性を添えることができます。花言葉には色々な説がありますが、例えばカスミソウなら「感謝」「幸福」、赤いバラには「愛」、青いバラには「夢がかなう」、ガーベラには「希望」など。自分と相手との関係においてピンとくるものがあれば、その花をメインにして花束を作ってみてはいかがでしょうか。
好きな色から選ぶ
相手の好きな色から花を選んでも、喜んでもらえること間違いなしです。相手の好きな色がはっきり分からない場合は、いつも着ている服の色、その方のイメージを思い浮かべてみましょう。華やかさのある赤、元気カラーの黄色、優しい雰囲気のピンク……相手を思い浮かべながら花を眺めていると、「これ!」と思えるものがきっとあるはずです。
自分ではなかなか決められないという場合は、店員さんにその方のイメージを伝えると、花選びを手伝ってくれます。ぜひ、相談に乗ってもらいましょう。
花束を贈るときの注意点
花束を贈るときに、いくつか気をつけたいことがあります。まず、贈る相手に花粉アレルギーがないかということです。普段、部屋に花を飾ったり花を育てたりしている方ならアレルギーはないと思いますが、そうでない場合は、花粉アレルギーを持っているから花を飾らないようにしているのかもしれません。その場合は、生花を贈ることは控えたほうが良いでしょう。
もうひとつは、花瓶を持っているかどうかです。花瓶を持っていないと自宅で花束を飾ることができず、扱いに困ってしまうことがあります。花瓶を持っていないことが分かっている場合、あるいは花瓶を持っているか確信が持てない場合は、フラワーアレンジメントを贈ることをおすすめします。そうすれば、花瓶の有無に関係なく、そのまま飾ることができます。
生花の花束以外を贈りたい場合には?
生花以外で贈りたいという場合には、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを贈るという方法があります。ドライフラワーはリースに仕立てたものもあり、壁飾りにおすすめ。プリザーブドフラワーは、大きなサイズから小さなサイズまで、種類が豊富です。またドライフラワーやプリザーブドフラワーは、生花のようにすぐに枯れてしまうことがないため、長く楽しむことができます。
誕生日祝いに花束を……と考えている場合は、上記を参考にして贈ってみてください。誕生花から選ぶもよし、花言葉や好きな色で選ぶもよし、相手のことを思いながら花選びをするのも楽しい時間です。生花が贈れない場合は、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを贈ってみてはいかがでしょうか。