誕生日やクリスマスなど、これまでさまざまな場面で子どもに贈ってきたプレゼント。その中でも、就職活動が無事に終わったお祝いに贈る「内定祝い」というのは、贈る側の親にとっても、贈られる側の子どもにとっても、特別な意味を持つものです。社会人としての一歩を踏み出す我が子のために、巣立ちを祝うプレゼントを贈ってはいかがでしょうか。
そこで今回は、子どもへの内定祝いについて、贈り方やプレゼントの選び方を詳しくご紹介していきます。
子どもへの内定祝いはいつ贈る?
「卒業祝い」や「就職祝い」というのは一般的に知られていますが、「内定祝い」というのはいまひとつピンと来ないという方も多いのではないでしょうか。「内定祝い」というのは、その名の通り、内定が決まり就職活動が無事に終わったことに対するお祝いです。
基本的には、親やごく親しい親戚など身内で行われるお祝いですので、それほど堅苦しい決まりはありませんが、実際に親から子へ内定祝いを贈る場合、いつ贈るのがベストなのでしょうか。
就職祝いは入社日や入社後に贈るものというのが一般的なマナーですが、内定祝いは内定が決まったという報告を受けたらできるだけ早く渡すのが理想的です。
特に新卒で採用される場合には、内定が決まってから実際に働き始めるまでに間が空いたり、就職を機に地元を離れたりすることもあるため、特に内定祝いとしてお祝い金を贈るつもりでいる場合には、そのお金で新生活に必要なものを準備することもできるため、早めに渡すのが良いでしょう。
とはいえ、親から子への内祝いとして内定祝いを贈る場合には、マナーにとらわれることなく、子どもとコミュニケーションをとりながら最も必要なタイミングに必要なものを贈るのが理想的です。
子どもへの内定祝い相場
親戚からの内定祝の相場は1~3万円とされていますが、親から子どもへの内祝いを贈る場合は現金で渡す場合も、もので渡す場合も基本的に3~5万円くらいが相場だと言われています。
社会人になる子どもへ贈るお祝いですので、就職後に役立つようなものを選んで贈る親が多いようですが、お祝い金として現金で贈るという方法でも構いません。就職を機に地元を離れて一人暮らしをするのか、それともそのまま実家で一緒に暮らし続けるのかなど、それぞれの家庭によって事情が異なるため、相場はあくまでも目安程度に考えておくのが良いでしょう。
子どもへ内定祝いのプレゼントを渡すときの選び方
初めて社会人としての一歩を踏み出す我が子の姿は、親にとってなんとも誇らしいものです。これから先の人生が実り豊かになるようにという願いと、巣立ちをお祝いする気持ちを込めて、内定祝いを贈りましょう。では、実際に子どもに内定祝いを贈る場合、どのようにしてプレゼントを選んだら良いのでしょうか。ここでは、親子にとって特別なお祝いにぴったりの、おすすめのプレゼントを5つご紹介します。
スーツ
就職する会社よっては、会社から支給された制服を着る場合もありますが、社会人になるのであればスーツは最低でも一着は用意しておきたいものです。親から子どもへの就職祝いとして、どのような場面でも使いやすいベーシックなデザインのスーツをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。営業職やスーツ必須の会社に就職するのであれば、オーダーメイドのスーツをプレゼントするのもおすすめです。
名刺入れ
名刺入れは社会人にとっての必須アイテムです。特に営業など人と接する機会の多い仕事に就く場合には、デザインなどにも気を配りましょう。アルミ製や木製などデザイン性の高い名刺入れもありますが、例えば万人受けする本革素材のものを選んでおけば安心かもしれません。落ち着いた色味で高級感のあるものを選ぶようにしましょう。
ボールペン
ボールペンをはじめとするステーショナリーは、「頑張って仕事をしなさい」という、親から子へのメッセージを込めるのにも向いているアイテムです。実用的なものだからこそ、社会人として恥ずかしくないようにワンランク上の上質なものを贈りましょう。
腕時計
目上の方へ贈るのはマナー違反とされている時計ですが、元々は「しっかりと時間管理をしなさい」という意味が込められている贈り物ですので、親から子への内定祝いや就職祝いには向いています。スーツでも私服でも、カジュアルでもフォーマルでも幅広く合わせることができる、シンプルで上質なデザインの腕時計を選びましょう。
家電
就職を機に実家を離れて一人暮らしをする子どもには、新生活で必要な家電を内定祝いとして贈るのもおすすめです。子どもによっては種類、機能などこだわりがあるかもしれないので、どんなものが良いか直接聞いてからのほうが良いかもしれません。
子どもへの内定祝いは親にとって特別なものですが、子どもにとっても一生の宝物になるものです。子どもへの内定祝いを選ぶ際には、ぜひ上記でご紹介した内容を参考にして、素敵なプレゼントを探してみましょう。