敬老の日に贈る代表的なギフトといえば、「花」ですね。相手の好きな花を選ぶのが一番ですが、ときには趣向を変えて「花言葉」で選んでみませんか?
数ある花の中には、大好きな祖父母や父母、恩師などに対する気持ちにぴったりの花言葉を持つものがたくさんあります。その中から敬老の日のギフトにおすすめの5つをご紹介しましょう。
敬老の日におすすめ! 素敵な花言葉を持つお花5選
祖父母や父母、恩師などに向けたメッセージとしてぴったりの花言葉を持つお花を集めてみました。
ダリア
大きく存在感のある花を咲かせるダリアは、ガーデニングでも大人気。
特に白いダリアの花言葉は「感謝」「豊かな愛情」です。ダリアの持つ優美な雰囲気にぴったりだと思いませんか?
ただしダリア全体には「裏切り」「不安」などマイナスの意味の花言葉もあるので、ぜひ白いダリアを選びましょう。
カスミソウ
細かく分かれた枝先に小さな花を付ける様子が、まるで「春霞」のように見えることから名付けられたカスミソウ。花言葉は「感謝」「清らかな心」「親切」「幸福」です。また、カスミソウはドライフラワーにして長く飾れることから、長寿を願う意味もあります。
カンパニュラ
ラテン語の「小さな鐘(campana)」を語源とするカンパニュラは、そのかたちから日本では風鈴草とも呼ばれています。花言葉は「感謝」「誠実」。清楚で凛とした花のイメージが重なりますね。
フリージア
可憐で愛らしい花を咲かせるフリージアの花言葉は「親愛の情」。大切な人に贈りたくなる花ですね。
また、紫のフリージアには「憧れ」という花言葉もあります。いくつになっても輝いている方に「あなたは私の憧れ」という思いを込めて贈りましょう。
コデマリ
細い枝に小さな花をたくさん咲かせるコデマリ。花言葉は「伸びゆく姿」「努力」「優雅」です。年齢を重ねてますます優雅に、そして、いつまでも努力を忘れない。そんな方に尊敬の気持ちとともに贈りたいですね。
敬老の日におすすめしない花は?
誰だって花を贈られて嫌な気持ちはしないもの。しかし、敬老の日にはふさわしくない花もあります。それは「菊の花」です。菊は桜と並んで日本の国花とされている格式の高い花。それと同時に、長寿や無病息災を願う縁起の良い花でもありました。ところが、明治以降、菊の花がお葬式や仏事に用いられるようになり、「菊=死=縁起が悪い」というイメージが定着してしまったといいます。
実際には格式が高く縁起の良い花だとしても、これまでに出席したお葬式や仏事で多くの菊の花を目にしてきたご高齢の方が悪印象を受けるのは当然のこと。敬老の日のお祝いに、菊の花は避けましょう。
そのほか喜んでもらうためのポイント
素敵な花言葉を持つ花をそのまま贈るのも良いですが、それぞれを組み合わせることで、より多くの思いを伝えることができるかもしれません。例えば、カスミソウとフリージアを合わせた花束で、感謝と親愛の情を。さらにコデマリを加えて、尊敬の気持ちをプラス。花はその色によって花言葉が変わりますので、上記以外にもいろいろと組み合わせてあなただけのメッセージを作ってみるのも素敵です。
長い間飾っておける「プリザーブドフラワー」を贈るのもおすすめ。プリザーブドフラワーとは、枯れずに長期保存ができるよう加工を施された花のこと。保存する環境にもよりますが、乾燥剤入りの専用ケースに入れておけば2~3年は美しく花を保つことができます。上記で挙げた花のプリザーブドフラワーも販売されているので、「この花のようにいつまでもお元気で」という思いを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
面と向かって「ありがとう」を言うのはちょっと恥ずかしい……そんなときは、気持ちを花言葉に託してスマートに伝えてみましょう。どんな花を贈るか迷ったときには、上記を参考にしてくださいね。